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MA洗浄テスト(繊維ダメージ比較)

 

汚れを落とす洗浄効果はもちろん大切ですが、
上質な衣類には繊維やシルエットを守る洗い方がより大切だと考えています。
それがデンマークで生まれたMA洗浄テストです。

 

 

  ● MA値10以上の洗浄は衣類にダメージを与えます。
     MA値10以上では、衣類の風合いやシルエットをキレイに保つことが難しいとされています。
     水系洗濯機では、マイルドな洗いでもMA値40〜50になっています。

 

  ● MA値5以下のマイルドでソフトな水洗いが究極の洗い方です。
     物理的な機械力を用いることなく水の流れで洗えば、MA値5以下になります。
    それが、無重力バランス洗浄です(特許取得済)。
     MA値5以下だと、繊維・シルエット(形態)・風合いを壊すことは、ほとんどありません。
     (ちなみに無重力バランス洗浄は、ドライクリーニングのMA値13より衣服に優しい洗い方です。
      それでいて、ドライクリーニングより汚れに対しても強いのです。)

 

  ● ワンショットのシミ・汚れには『魔法の水』をお使いください。

     シミ・汚れの箇所に魔法の水を付けることで、驚くほど洗浄効果が高くなります。

 

                  (※MA値については「MA洗浄テスト」を参照してください。)

 

洗濯機における物理的機械力

 繊維製品の洗濯における洗浄力は、主に以下の4つの要素で決まります。

 

 

   ◆ 物理的機械力
   ◆ 化学作用
   ◆ 熱
   ◆ 時間

 これらの要素のうち、物理的機械力は、化学作用とともに、洗濯の洗浄効果に大きく作用します。


 洗濯機では、この物理的機械力を作用させるため、「たたく、もむ、攪拌する、捻る」といった動作を行います。
 洗浄効果を得るためには物理的機械力は必要ですが、水系洗浄では、水分を含んだ繊維に外力が加わることで、繊維にダメージが与えられるだけでなく、衣類のシルエットが崩れ、風合いがなくなります。

 

MA(Mechanical Action)洗浄テスト

 洗濯機の物理的機械力の強弱を評価する基準として、デンマーク技術研究所(Danish Technological Institute, Clothing and Textile institute)で開発されたMA(Mechanical Action)洗浄テストがあります。
 MA洗浄テストでは、布の中心と四隅に直径35mmの丸い穴を5つ打ち抜いた25センチ角の平織り綿白布によるMAテスト布(図1)を使用します。
 このMAテスト布を洗浄した後、その5つの穴の縁のほつれた糸の総数を測定し、MA値が求められます。
 MA値は、ISO3175(ケアラベル)における洗濯の強弱を示す基準として使用されており、MA値が50以下であるとき、繊維へのダメージが少ない洗濯であることが規定されています。また、日本の家庭用洗濯機では、その標準的な洗濯コースでのMA値が45〜55であり、それ以下であれば汚れ落ちが悪く、それ以上であればダメージが高くなるといわれています。

 

 
 
       
図1

 

 
 

 ハッピーの無重力バランス洗浄技法は、従来の洗濯機のような物理的機械力を用いることなく、水流の力により洗浄を行うことで、衣類に対するダメージがない洗浄を実現しています。
 そこで、MAテスト布を用いて、ドライクリーニング・水洗い・無重力バランス洗浄技法それぞれについて、その洗浄により与えられる衣類へのダメージの違いを比較・検証してみました。

 

 

洗浄比較テスト

■ ドライ 無重力バランス洗浄 水洗いの比較

 ドライクリーニング・無重力バランス洗浄技法・水洗い(ドラム式洗濯機)について、以下の条件で、MAテスト布の洗浄を行い、比較した。

 

ドライクリーニング

無重力バランス洗浄
水洗い
MA値
13
55
 
 
洗浄液

石油系溶剤

(ニューソルDXハイソフト)

水(常温)
水(常温)
洗濯機

NIPPRE AUTOSOL251A

ドラム式洗濯機

無重力バランス洗濯機

NIPPRE IDEAL 180A

ドラム式洗濯機 揺すり洗い

(深度3のマイルド洗浄)

洗浄時間

10分

10分
10分
乾燥

自然乾燥

自然乾燥
自然乾燥
 

●ドライクリーニング・無重力バランス洗浄は、水洗いに比べて繊維に与えるダメージは

 ごく僅かである。

 

●無重力バランス洗浄技法(MA値5)は、ドライクリーニング(MA値13)と比べても、

 繊維へのダメージが小さい。



■無重力バランス洗浄技法と水洗い(2種)の比較

 水洗いに関して、ドラム式洗濯機で洗濯した後にタンブラー乾燥したもの(ISO方式に近い洗浄)と、縦型洗濯機(パルセータ式洗濯機)のによるソフト洗浄で洗濯したものについても、さらに検証した。

 

無重力バランス洗浄

水洗い
ドラム式洗濯機
(ISO方式に近い洗浄)
縦型洗濯機
MA値
64
測定不能
 
 
洗浄液

水(常温)

水(常温)
水(常温)
洗濯機

無重力バランス洗濯機

NIPPRE IDEAL 180A

ドラム式洗濯機

揺すり洗い

(深度3のマイルド洗浄)

PANASONIC NA-F70PX6

パルセータ式洗濯機

浸け置き洗いコース

(ソフト洗浄)

洗浄時間

10分

10分
10分
乾燥

自然乾燥

自然乾燥
自然乾燥
 

●パルセータ式洗濯機による洗浄では、MA値は測定不能であった。

 

●ISO方式に合わせてタンブラー乾燥を行った場合(MA値64)、同じドラム式洗濯で

 揺すり洗いを行った後に自然乾燥を行った場合(MA値55)に比べて、繊維に与える

 ダメージが大きくなる。


まとめ

 従来の水洗いは、ドライクリーニングに比べると、繊維に与えるダメージが大きくなります。しかしながら、無重力バランス洗浄は、水を用いた洗浄であるにもかかわらず、繊維へ与えるダメージがドライクリーニングよりも小さいことがわかりました。
 繊維へのダメージを抑え、シルエットと風合いを保つには、MA値は5以下とすることが好ましく、MA値が10より大きいと、繊維にダメージを与え、シルエットが崩れ、風合いがなくなります。
 今回の洗浄の比較結果から、水を用いた洗浄では、無重力バランス洗浄が好ましいという結論が得られました。

 






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