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事例・レビュー

上質シャツ

高級・上質シャツ

高級・上質シャツ

シャツは、肌に直接に触れます。スーツなどよりも完成度の高い着心地が要求されます。シャツの襟・カフスのフィット感や肌触り感は、ビジネスシーンだけでなく、生活のあらゆるシチュエーションで気を配らなければ紳士と言えません。
襟やカフスに、フィット感や肌触り感が良くなければ不快感をおぼえ、ネクタイをした姿もダラシなく見えて、せっかくのスーツも台無しとなります。

写真のシャツは、イタリアのミラノのシャツ職人によって仕立てられたオールハンドメイドシャツです。裁断から縫製まで一人の職人が手間をかけて丹念につくり上げています。職人の芸術魂が込められた作品といえます。美しいディティールを演出するだけでなく、全体のフィット感はもちろんのこと、驚くほど襟の馴染みがよく、苦しさなどは皆無と言われています。
襟とカフスの芯地は、フラシ芯でボタンも白蝶貝が使用されています。この高級・上質シャツを作る職人は、着用したときのフィット感の着心地の秘密は、パターンやカッティングにあるのではなく縫製技術の良し悪しだと言います。
イタリア・ミラノには、昔ながらのこだわり職人が高級・上質シャツを作ることに命のすべてをかけています。こういうシャツを着て、隠れたオシャレを楽しみたいものです。

芯地について

[フラシ芯]

表地と接着されていない芯地のことで、上質な高級シャツに使われています。
風合いと着心地が良いのが特徴ですが、仕立てが難しいとされています。

[仮接着芯]

フラシ芯における仕立ての難しさを解決するために、水溶性の樹脂で仮に接着した芯で、仕立て時は接着していますが、洗濯をすると接着が取れて、フラシ芯と同じ状態になります。

[永久接着芯]

表地と完全に接着されている芯地のことで、既製品や形状記憶シャツに使われています。

クリーニング店に出すと
襟やカフスが縮む

ここで問題になるのがシャツのメンテナンス洗浄方法です。シャツをクリーニングに出したら襟とカフスが縮むだけでなく、風合いも着心地もなくなって戻ってきたという経験をお持ちの方が多いと聞きます。縮むことを前提に1cm大きめのものを買うとも言われます。
クリーニング店では高級・上質シャツも一般のシャツも同じ洗浄処理方法で、高温の60~70℃で洗濯し、さらに高温・高圧プレス処理をするから収縮し、風合いがなくなってしまうのです。高温洗浄をするのは、皮脂の汚れが除去できないという理由からです。
つまり、高温処理しなければ黄バミの原因になる皮脂汚れが落ちない。そして、風合いや着心地を大切にして収縮しないように洗浄すれば、汚れが繊維の中に残って、2・3回のクリーニングで黄ばみができて着用できなくなるのです。
過去には、この二律背反の課題を解決する方法がありませんでした。

ミラノのシャツ職人も絶賛
シャツのケアメンテ

そこで、襟の皮脂汚れを除去し、なおかつ生地やシルエットに負荷を与えない洗浄方法をハッピーが独自に開発しました。二律背反の難しい課題を解決したのがアクアドライです。

フラシ芯使用シャツによる
洗浄テスト

フラシ芯使用シャツによる洗浄テスト

アクアドライと高温50℃洗浄(ランドリー)の比較テストをしてみました。

[テスト方法]
フラシ芯を使用しているまったく同じデザイン・サイズの新品シャツを2枚準備。
・1枚はアクアドライ
・1枚は高温洗浄
洗浄前の襟・カフスのサイズをあらかじめ測り、縮みの度合いを比較する。

[テスト結果]

1. 襟の比較

洗浄前の寸法

洗浄前の寸法
高温50℃洗浄(ランドリー)後の寸法
(洗浄前の寸法より1cm収縮)
高温50℃洗浄(ランドリー)後の寸法(洗浄前の寸法より1cm収縮)
ハッピー基本洗浄アクアドライ後の寸法
(洗浄前の寸法と変化無し)
ハッピー基本洗浄アクアドライ後の寸法(洗浄前の寸法と変化無し)

2. カフスの比較

洗浄前の寸法
洗浄前の寸法
高温50℃洗浄(ランドリー)後の寸法
(洗浄前の寸法より1cm収縮)
高温50℃洗浄(ランドリー)後の寸法(洗浄前の寸法より1cm収縮)
ハッピー基本洗浄アクアドライ後の寸法
(洗浄前の寸法と変化無し)
ハッピー基本洗浄アクアドライ後の寸法(洗浄前の寸法と変化無し)

[テスト結果のまとめ]

シャツを高温50℃洗浄(ランドリー)した場合、襟・カフスとも1cm収縮し、さらにシャツの風合い・シルエットが崩れることを確認できました。
初めての洗浄であっても写真のように収縮することがわかりました。(50℃以下の洗浄では、汚れが残ってクリーニングから戻ってきた後から黄ばんでくる)
一般のクリーニング店のランドリー洗浄(水による50℃以上の高温洗浄)では、汚れは取れるものの繊維の劣化が激しく、着心地が悪化して寿命が極端に短くなることがわかりました。
一方アクアドライの方は、繊維にダメージに与えることなく風合いや着心地の良・高品質を維持できるということが写真から判断できます。

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