企業情報
設立 | 平成14年1月21日 日本全国の顧客(消費者)に衣服のケアメンテサービスを提供する専門会社として設立する。 |
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商号 | 株式会社 ハッピー |
取締役 | 代表取締役 橋本 英夫 取 締 役 橋本 匡央 同 増田 哲也 同 工藤 裕義 |
事業所 | 本社 〒611-0041 京都府宇治市槙島町目川70番地の1 TEL: 0120-88-6868 FAX: 0120-88-3937 Eメール: happy@kyoto-happy.co.jp |
資本金 | 5350万円 |
事業内容 | 衣服再生産業「ケアメンテ」 |
主取引銀行 | 京都信用金庫、京都銀行、京都中央信用金庫、滋賀銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行 |
事業構造 | 【コンセプト】 ・使い捨てから使い続ける価値を提案。大切な衣服を長く楽しむ新習慣「ケアメンテ」 ・地球環境保全(省エネ・CO2削減)に貢献する。脱炭素社会の実現による地球環境保全が「ハッピー」の“サイクル価値=再生産=ケアメンテ”であり、持続可能な新サービス産業の開発目標である。 【戦 略】 ・ケアメンテサービスを世界標準にする。 ・新市場形成(既存市場の占有率を増加させるのではなく新規顧客を創出する) 【マーケティングからの考察】 ●お客様の困りごとを「解決」する クリーニングサービスの1兆円市場(1992年)が3千5百億円(2016年)に激減している。 このままでは、クリーニングサービス産業が消滅するという危機感がある。 クリーニングサービスは、消費者の支持を得られていない(2人に1人が不満)。
クリーニングの市場が激減している最大の原因には、主に「ドライクリーニングに頼る技術的課題」と「仕組み的課題」が考えられる。よって、従来のクリーニングの概念にない衣服のメンテナンスサービスを創造しなければならない。 ◎「技術的課題」 シミが落ちない・ニオイがする・後から黄ばむ、風合いが変わる・シルエットが崩れる…ほか多数 → 水を使えば解決するが、水洗いは衣服に致命的なダメージを与えるなどの問題が生じる。 → このような二律背反の問題をクリアすれば、技術的課題が克服できる。 課題解決の方法として 、 ⇔ 「無重力バランス洗浄」方法を発明して国内・海外で特許化 ⇔ 再生・再現・修復技術の確立(ノウハウ) ◎「仕組み的課題」 衣服を預けるとクリーニング店で紛失されてしまう問題。 → 管理ができていないことに起因している。 課題解決の方法として 、 ⇔ IT・ICTによって、商品・生産工程(同期化)・販売・会計管理を徹底した一元管理において課題解決を図る。 ●サービスイノベーションを起こして「ケアメンテサービス産業」を創出する … 新市場の創出 … 技術的・仕組み的課題を解決する「ケアメンテサービス」の持続可能な成長を根幹に置いて、経営の行動指針とする ※技術的・仕組み的課題は、国民生活センターへ持ち込まれたトラブル統計指標に基づく。 ■情報セキュリティ基本方針について |
経営戦略 | 【組 織】 経営戦略部門(「経営戦略室」「知財管理室」「システム管理開発室」「技術研究開発室」)を、IT推進責任者である代表取締役の直轄に置くことで、効率的な戦略の推進を図っている。 【人 材】 経営の安全と成長を図るために財務・技術研究・情報処理システムの専門職分野に専門職役員を登用し活性化を図っている。ITを活用した客観的な考課により、能力のある人材(財)は、ライフステージに合わせてパートから正社員への登用、昇進、昇格を積極的におこなっている。 【技 術】 模倣を防止するため一部の生産技術について特許化(周辺特許の取得含む)をおこなうが、ノウハウは特許化せず独自の技術を確立。 【生 産】 ハッピー電子カルテシステムのデータベースによって全業務を一元管理し生産効率を極限に高めている。 【知的資産経営】 ビジネスモデルを特許で守る…ビジネスモデル(デジタル)特許 ・知的財産(特許・商標)一覧 【ITシステム開発】 当社は創業以来30年以上の歳月をかけて、既にデジタルを活用した事業に取り組んで現在に至っており、自社開発の「ハッピー電子カルテシステム」によって、生産・販売・会計・代金回収・労務管理・運輸ロジスティック、その他諸々の直接・間接的な全業務業を串刺し一元管理して決算書まで作成できるようにしている。 また、全作業業務の暗黙知を可視化(見える化)して形式知に置き換え、人の行動を撮影して動画をDB化し動形態知として可視化することで生産性向上を図っている。 さらに、デジタル技術によって、アナログの技術とサービスの仕組みを併合してDB化し、基幹システム(ハッピー電子カルテシステム)とWEBシステム(実例検索機能・マイぺージ機能・SNS機能等)を融合させた「サイバーフィジカルシステム」として機能させている。 このような技術的課題と仕組み的課題を解決した社内製のIT・ICTシステム(サービスのIoT)は、全業務で成果を出しており、デジタルによってクリーニングと一線を画した「ハッピーケアメンテサービス」という新市場を創出して、クリーニング業界に革新(Innovation)を起こしてきた。 したがって、当社は既にDXを実施済みではあるが、これからのDX目標を挙げるとすれば、多様化された「いい服長持ち」のサイクル価値を確立することで、「顧客との新たな接点」と「新たな顧客満足」を得てカスタマーエクスペリエンスを形成し、国内のみならず日本初で世界のクリーニング業界に革命(Revolution)を興し、潜在する世界市場を創出していくことにある。 これらを実施していくには、当社独自の「衣服の再生産」という唯一無二のアナログ技術を大前提に、さらに高度化したデジタル技術を用いた新たなビジネスモデルの確立が必要である。但し、デジタル技術は模倣されやすいため、コモディティ化による低価格競争や収益構造・財務体質の脆弱化を防ぐため、既存の多段階層のビジネスモデル(DX)特許と新たな特許出願を連結・融合することで、世界市場創出の基盤を整えていく予定である。 なお、今後の具体的なデジタル技術の開発としては、電話カウンセリングからWEBカウンセリングへの移行が挙げられる。カウンセリング業務におけるインフォームドコンセントは、世界市場を視野に入れると言葉・言語が障壁になると同時に、カウンセラーの人材教育が課題になる。 これらの障壁、課題は、デジタルによるWEBカウンセリングに移行することによって解決できる。すなわち、「人」を介入させないことで、言葉・言語の障壁、課題を乗り越えることが可能になる。言い換えれば、デジタルを利活用したWEBカウンセリングは、人の不介入を可能にし、「人」の不介入は生産性向上に直結させることになる。そして、「ハッピーケアメンテサービス」の世界標準=グローバルの実現を可能にし、世界市場形成の第一歩を踏み出す道筋が整う。 WEBカウンセリングは2021年の夏頃より開発の開始に入り、以降は2030年を目途に、ビッグパーソナルディープデータによる「プラットフォーム」の利活用と、従来からのIT・ICTシステムとWEBカウンセリングの進化形のサービスモデルを、多段階層のビジネスモデル(デジタル)特許で固めていくと共に、未定ではあるがESG投資(不確定)も視野に入れる。 クリーニングの「隠れた瑕疵」を解決するだけでなく、世界の服飾産業界にも好循環の影響を与えていく。衣服のモノづくりの思想や方法を変える可能性も秘める「ハッピーケアメンテサービス」は、脱炭素社会の実現・地球温暖化防止(世界への“役立ち”…SDGs)に貢献していく。 【戦略の達成度を測る指標】 ■インターネットを活用した「カウンセリング」方法の割合 <現状> 電話カウンセリング約60%/メールカウンセリング40% ▼ 「メールカウンセリング」を「WEBカウンセリング(WEBブラウザ上でのカウンセリング)」へバージョンアップ ▼ <目標(2023年度)> 電話カウンセリング約20%/WEBカウンセリング80% |
令和3年5月1日現在