【Happyケアメンテ通信】ラグジュアリー服飾品業界の「深・ビジネスモデル」
ラグジュアリー服飾品業界の「深・ビジネスモデル」
「Happyケアメンテ(R)」の生まれた京都には、「京の着だおれ」という慣用句があります。「京の着だおれ」の語源は「もったいない」の心に始まっていると言われています。その語源の由来は、上質な白い反物を買い求め、それを仕立てて着たのち、濃い色に染め替えながら、とことんまで「着倒す」ことが「京の着だおれ」になったという説があります。
京都人は、衣服には魂が宿っているという考え方を日々の暮らしに溶け込ませ、派手さや艶やかさの裏にある「始末屋」の「もったいない・捨てない」という精神を文化に昇華させて、自然を愛する心を強く持っています。
そして、お洒落が大好きで知的な人たちは「京の着だおれ」と同じように、大切な動植物の尊い命を循環させて使うことで、大量生産・大量消費・大量廃棄に歯止めが掛かると言われます。つまり、動植物の命を必要に応じた分だけ有効に循環活用することで、適量生産・適量消費・循環への移行が可能になるとし、これによって、温暖化効果ガスCo2の削減が促進されて、地球温暖化防止に役立つとしているのです。
さて、「もったいない」という衣文化を「地球温暖化」の問題として解決するには、ラグジュアリー服飾産業界の率先した時代の先取りが必要であることは言うまでもありません。その予兆を感じる「こぼれ話」を、とあるラグジュアリー服飾品の販売スタッフが聞かせてくれました。この「こぼれ話」は、「あきらめない・もったいない・捨てない」の「京の着だおれ」の衣文化と同じで、動植物の命を粗末にせずに循環して使うというものでした。
それでは、ラグジュアリー服飾品の販売スタッフと、お客様との「こぼれ話」のやり取りの一端をご案内してまいります。
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販売スタッフは、お客様から「クリーニングしてもシミや汚れが落ちないで困ってるの!良い服のメンテナンスをシッカリとやってくれる先を知らない?せっかく買っても、すぐ着られなくなっちゃうから無駄遣いになって、もったいなくて…」と、ちょっと悲しい顔で相談を持ち掛けられました。
販売スタッフは、心の中で「クリーニング屋さんがキレイに出来ない問題を、ウチに転化すされても困るな…」と、思いながらも、心の中で秘かに「実は、そこなんだよね…いい服は長く着てもらいたい。ウチの店は、そこを解決してるんですよ」と、つぶやきながら、満面の笑顔で親切に「Happyケアメンテがありますよ」と、お客様にご紹介しました。さらに販売スタッフは「メンテナンス商品をお持ちいただければ、当店から“Happy”へ依頼します」と、お客様にお伝えしたところ、お客様は「じゃあ、実はその服を今持って来てるからお願いできる?」と、期待しているような、してないような、微妙なニュアンスの諦め顔でお困りの服を置いて帰られました。
数日後、販売スタッフが「Happyケアメンテ」で仕上げられた服を、お客様にお渡しした時の第一声が、「今までのクリーニングは、なんだったの!?」と衝撃と驚きで、言葉にならず、ソファーで座ったまま動かなくなられたくらい感激されたとのことでした。
この時、お客様と販売スタッフの感動が同化し、言葉で言わなくても、心は通じあう一瞬だったようです。お客様が「これこそ、ホントの“Happy”ね!」と、一緒に手を取り合って大喜びしました。というのが、販売スタッフの「こぼれ話」です。
そして、お客様の感動は「Happyケアメンテ」があるなら、ラグジュアリー服飾品を買うのに迷うことなく、もっと良い服が「安心して買えるわ!」という心理が働いたそうで、お客様の購買動機に火が点いて、服はもちろんのこと、カバンや小物まで色々と買われたそうです。この信頼関係は、地球環境を守って服飾品を大切にするという「もったいない」の心によって、お客様が『安心』してラグジュアリー服飾品を買い、販売スタッフは『安心』して売ることができるというラグジュアリー服飾品業界のビジネスモデルの「時代の先取り」を感じる「こぼれ話」です。
とは言うものの、ラグジュアリー服飾品が売れることと地球環境を守ることは、相反する関係になるはずですが、両者は、併存してシナジー効果を生むという不思議な現象が起こります。なぜなら、買い手と売り手が「Happyケアメンテ」の『安心』を接着剤にして、互いの信頼を売り買いできるからです(ビジネスモデル)。
例えば、自動車や電化製品には、メンテナンスサービスがシッカリしており、さらに、その上に、メンテナンスの保証が付いて「安心」して買えます。ところが、何万円も何十万円も、時には百万円単位の高価な服飾品であっても、服にはメンテナンスや保証のサービスがありません。服飾品のメンテナンスは、お客様の自己責任でクリーニングしてもらうことになるのですが、そのクリーニングでキレイにならないから服の命を粗末にして捨てられてしまっているのが事実の姿です。
このようなクリーニングの「出来ない」問題を「出来る」にChangeし、「あきらめない・もったいない・捨てない」を「Happyケアメンテ?」で実現させたのです。
見方を変えると、経済が大きく飛躍している成長期には、「産めよ増やせ」のように捨てては買い、買っては捨てていれば良かったのかもしれません。ところが、経済成長している裏側では、自然を壊し、動植物の命を、むやみに粗末に扱うだけでなく、大切な地球を踏み荒らして自然を壊し、住みづらくしてきた結果が、現代社会です。この傾向は、さらに増幅し悪化していくことが予測されるのです。
これを受けて、国連広報は、服飾産業界を世界第2位の環境汚染業界と位置づけ、グッチ、バーバリーが、2019年のパリG7サミットで、服を捨てないという「ファッション協定」を締結していることから大量生産・大量消費・大量廃棄を見直しています。
このように見ていくと、消費者は、服がクリーニングでキレイにならないから服を「買い」、服飾産業界は、クリーニングで服がキレイにならないから「売れる」という大量生産・大量消費・大量廃棄によるビジネスの負の連鎖は、2030年頃には消滅すると予測されるのです。
クリーニングでキレイに「出来ない」という負の連鎖を食い止めるには、一日も早く、パリG7サミットの服を捨てない「ファッション協定」の強力な推進が重要です。
なぜなら、地球規模で起きている海水温度1~2℃の上昇(EU連合コペルニクス気候変動サービスによる)で、海水によるCo2の吸収力が低下することになるからです。海水のCo2吸収力低下は、魚や鯨の海洋生物が移動し、海洋生態系を変えて食物連鎖を壊してしまうことになります。それだけでなく、熱波が起きたり、海水面が上昇して台風などの自然災害が、地球規模で頻繁に起きるようになるのです。身の周りには、危険が一杯です。
このような地球温暖防止問題を背景にして、ラグジュアリー服飾品では、売りっ放しにせずに服飾品の生涯のメンテナンスにおける面倒をみていくことで、売り手の責任が果たせるとしています。これが、大量生産・大量消費・大量廃棄から適量生産・適量消費・循環へ移行する唯一の方法で、次の世代を支える新しい販売の機会を作ることになるのです。
これをアシストしているのが、クリーニングでの「出来ない」を「出来る」にChangeした唯一無二の「Happyケアメンテ」で、先述した販売スタッフの「こぼれ話」そのものです。
服飾品は動植物の命で作られており、その命を粗末にして捨ててはならない、最後まで、生き物の命に感謝して使い尽くすことで、服飾品の魂が喜んでくれます。
これが「もったいない」の心であり、お客様、販売スタッフ、当社「Happy」の三者が同化して一体化した時、「Happyケアメンテ」で、ラグジュアリー服飾品を新品同様に着用・愛用し続けられる『安心』という責任の持てるビジネスモデルになるのです。
それが、ラグジュアリー服飾品業界に本物の真・価値として生まれ変わって根付いていくことを願っています。
限りある地球資源の「もったいない」という心が人と人のあいだにあってこそ、地球環境は救われていきます。それが、「Happyケアメンテ」の新世代の「京の着だおれ」衣文化=Happyルネサンスであり「美の花」を咲かせてまいります。
★本物の真・価値創造と「もったいない」って、なんだろう?
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