| ■本物は残る…紫だちたる「春はあけぼの」美しい四季を取り戻す
平安時代中期に清少納言によって書かれた随筆『枕草子』で、「春はあけぼの」から始まる第一段、春は夜が明ける“紫だちたる”頃とし、夏は夜の月明かり、秋は夕暮れ虫の声、冬は早朝に火を起こし、四季折々の美しさが映える時間の移ろいと趣きが表現されています。
最近の地球温暖化による殺人的異常気象が日本の美しい四季を壊し、美しい四季によっ
てつくられたとも言える日本人の清楚で、慎み深く生きる姿も遠い昔の話になっているような気がしてなりません。
日本人の優しく温かな心と美しい四季を取り戻すには、地球温暖化を進行させている温暖化効果ガスC02の排出量を削減することが、国連で喫緊の課題として取り上げられています。ところが、これを取り巻く世界の政治、産業界は、利害得失で力の強い者、もしくは、数の論理で絶対的多数が弱い者の権益を奪うという「弱肉強食」によって足並みが揃うことはないようです。
特に国連から、世界第2位の環境汚染業界と指摘されている服飾ファッション産業界が、自業界の利害得失に捉われずに、一日も早いCo2排出量の削減に尽力することが大切です。
服飾ファッション産業界のCo2大量排出の根源にあるのは、大量生産しながら大量廃棄を繰り返しているところにあるとされていますが、他方で、この火に油を注いでいるのが、クリーニング業界であると言っても過言ではないのです。
その理由は、クリーニングでは、衣類・衣服のシミや汚れ、色彩・色調の変化、独特のニオイ、風合いや型崩れなどをキレイに「出来ない」ことで、着たら「捨てる」のが当たり前の風潮になっているからです。
そこで「ハッピーケアメンテ」は、着たら「捨てる」の衣生活習慣を変えたいという消費者の熱望を受けて、新品同様の状態を百年単位で着続けられる「ケアメンテ」の洗浄技術の開発に世界で初めて成功したのです。
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こう考えていくと、シミや汚れ、色彩・色調の変化、独特のニオイ、風合いや型崩れなどをキレイに「出来る」ハッピーケアメンテと、キレイに「出来ない」宅配クリーニング、高級クリーニング、一般クリーニングを比較しながら、地球環境と文化的資産、経済との相関関係を検証して「弱肉強食」と「適者生存」の本質を見抜く時期に来ています。
と言いつつも、クリーニング業界の約2万事業所、店舗数、約10万店の多勢に対し、専門的、且つ、高品質、高級クリーニングの先をゆく「ケアメンテ(クリーニング)」1社のあいだには、「弱肉強食」が展開されていることに気が抜けません。
「ハッピーケアメンテ」の置かれている立場は、多勢に無勢の弱者の立場になりますが、多勢のクリーニング業界に呑み込まれないように、また、埋もれないように、異端児扱いされても正しいものは「正しい」と毅然とし、襟を正して「本物」の「ハッピーケアメンテ」の仕事流儀、仕事品質の本質的な価値を提供していくことにあります。
それが、人々の損害を未然に防ぎ、また、殺人的異常気象から身を守ることになると固く信じて疑う余地はありません。つまり、「弱肉強食」の論理で、正しい主義主張の少数意見を聞き入れず、過ちの意見が多数だからという理由で、それを正義としてはならないのです。
例えば、イギリスの生物学者/チャールズ・ダーウィンは「環境に最も適応した個体や種が生き残りやすい(進化論)」としたことで「弱肉強食」が、自然界の摂理でないことを提唱しています。また、論語の学而篇に「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」とあるのは、本質な根本を見落として、数の論理を鵜呑みにした「弱肉強食」の世界を造ってはならないという戒めと考えられるのです。
言わば、変化への順応は「適者生存」であり、ダーウィンは、生き残る種とは、強い力でもなく、知的なものでもなく、変化に最もよく順応・適応したものであるとしたのです。物理学では、物が変形して元の形に戻る「復元力」に似ています。
歴史に学ぶと、2000年以上も前から定着しているローマ文化には「ローマレジエンス」と言われる逆境や困難に直面した時に回復する順応・適応力であると解釈できます。
これらは、ダーウィンの生き残る種の「適応力・順応力」と同一次元の「適者生存」であり、それが「本物」の正義の力ではないかと思料できるのです。つまり「本物」は、宇宙の織りなす飾らない真の「造形美」であり、それが生き残る種になると解せるのです。
このことから当社「Happyケアメンテ?」は、 “衣類・衣服を新品同様のまま百年単位で長く着続けられる”という真の「造形美」を具現化したことで、少しずつですが、お客様のあいだで「本物」の評価をいただけるようになっています。
これに納得して「ハッピーケアメンテ」と、一歩一歩、着実に確実に歩いてくださるお客様と共に、一隅を照らし続けることで「適者生存」の世界が築き上げられるのです。
これに似た寓話が南米エクアドルにあります。寓話の主役であるハミングバード(ハチドリ)は、アマゾンの森林火災を小さな嘴で一滴、また一滴と水を運んで火を消そうとするのです。それを見た動物の仲間たちは、“なぜ、そんな無駄なことをするの?”と問うと、ハミングバードは、“いま出来ることを、今やるだけ”と言いながら消火活動を続けるのです。
「本物」の「Happyケアメンテ?」はハミングバードと同じように、地球温暖化を止める消火作業を黙々と続けることで、地球温暖化による殺人的異常気象から尊い人命を守ることになり、それが、紫だちたる「春はあけぼの」に始まる『枕草子』の春・夏・秋・冬の美しい四季を日本に取り戻すことができる道と信じて力を振り絞って頑張っています。
それほどに、新品同様でキレイな状態を百年単位で維持させる「ハッピーケアメンテ」の仕事流儀、仕事品質の「本物」が大切ということになります。 |